無線LANと子機を設置するメリット

有線LANを使っているとオフィスの模様替えやパソコンの移動、人事異動などによるLANケーブルの付け替え作業が発生します。また企業によっては、社員が一人ひとりのデスクを持つことなく、その時々に空いているデスクを使うというフリーアドレスを採用するところもあります。こういった場合に無線LANは、LANケーブルを扱う必要がないのでとても便利です。

無線LANを設置するには、親機つまりアクセスポイントと子機が必要です。アクセスポイントは無線電波を出すもの本体のことをいい、子機はアクセスポイントの出す電波を受信するための機器のことです。子機は一般的に、無線通信機能の付いていないPCやタブレットなどで使用します。

オフィスに無線LANアクセスポイントを設置するメリットのひとつとして、場所にとらわれずに仕事のスタイルを実現することができるといったことがあげられます。有線LANと違って、たとえばLANを無線化しておけば、また、どの部屋からでもインターネットへの接続が可能となるので、会議のときの資料を印刷する必要がなくなり、ペーパーレス化、つまりコストの削減にもつながります。また、有線LANと違って、移設や増設がしやすいといったメリットもあげられます。